寝不足続きで、生理前で、アレルギーがあって、人間関係が疲れて・・など、さまざまな要因から肌がガサガサの絶不調の状態に陥ってしまうことは、良くあります。
「もっとお手入れに励もう」という気分になりますが、そのまじめなスキンケアがさらなる悪化を招いてしまうこともあります。
「肌が荒れる」とは、肌が風邪をひいたようなもの
例えば、風邪をひいたときのことを考えてみてください。体がダルくて食欲が落ち、お粥だけで過ごすこともあるでしょう。「肌が荒れる」とは、すなわち肌が風邪をひいたのと同じよ
うな状態になっているということで、そんなときにごちそう=高級コスメを与えられても受け付けられないのです。
また、高級コスメには多糖類の美容成分を配合しているものや、浸透効果を高めるためにナノか(分子量を縮小)しているものが多いので、荒れた肌には余計な刺激を与えてしまう可能
性も考えられます。
肌荒れケアのために、高価なコスメを使うのは逆効果です。必要なのはお粥にあたるお手入れです。その役目を担ってくれるのが、「白色ワセリン」です。
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白色ワセリンは、赤ちゃんから大人まで使える、刺激も副作用もほとんどない保湿剤として知られていて、肌表面を油膜でしっかりとコーティングし、角層の水分蒸発を防いでくれる効
果があります。
肌荒れを起こしているときはバリア機能が壊れ、水分が蒸発しやすく外部刺激にも弱い状態ですから、白色ワセリンでさらなる悪化を予防するというわけです。ただ、角層水分保持能力
を回復させる効果はありません。
あくまで、本当に不調なときの一時しのぎで、乾燥肌の改善はできないことを知っておいてください。ベタつくので、塗るときはごく少量を薄くのばすのがコツです。
さらに、こういった肌状態のときには、洗顔石けんにも気を配りたいものです。保湿成分を多く含むものや敏感肌のものに切り替えたり、クレンジングをしばらく絶って、肌に刺激を与
えないようにすることも大切です。