吹き出物と紫外線の関係は?

肌にダメージを与える紫外線には、UV-A波とUV-B波の2種類があります。夏のレジャーのときなど、肌に赤く炎症をおこされるのはUV-B波のしわざです。このとき、きちんと手当をしないとあとでシミとして残ってしまいます。

一方、UV-A波は波長が長いために、肌に急激な変化はもたらしませんが、気づいたらいつの間にか肌が黒ずんでいた、シミが濃くなった、くすんでいたと感じさせる原因です。真皮まで届いてコラーゲン、エラスチンを痛めつけ、しわやたるみ、くすみの原因となるものです。

以前は、赤ちゃんに積極的に日向ぼっこをさせたり、子供は真っ黒に日焼けするまで外で遊ぶのが健康の証とされてきました。しかし、ここ最近は皮膚がんをはじめとする紫外線による肌への害が広く認知されてからは、強い日差しのもとでは赤ちゃんにも日焼け止めをつけるのが常識になっています。

日光で肌が殺菌される、小麦色に焼けた肌が健康的、そうした間違ったイメージは過去のものです。ステイタスシンボルとして、長期バカンスで争って肌を小麦色に焼いてきたヨーロッパのマダムたちでさえ、今は美白をめざす時代になってきました。

吹き出物ができて敏感になっている肌にとって、無防備に浴びる紫外線は有害な刺激でしかありません。紫外線を極力肌に寄せ付けないことは、吹き出物を悪化させず、きれいな肌を守るための基本といえます。

紫外線による吹き出物肌への害を見てみましょう。

1)肌表面の角質肥厚が進み、吹き出物がでやすくなる。
紫外線を無防備にあび続けると、防御しようとして角質が自然に厚くなります。厚くなった角質が毛穴を塞ぐことによって、毛包に皮脂が充満し、吹き出物が出やすくなってしまいます。

2)肌に必要な水分や油分が奪われ、バリア機能が低下する。
紫外線によってダメージを受けた角質細胞は、ひからびて、肌のバリア機能が低下してしまいます。それでなくても敏感になっている肌に、さらなるトラブルを引き寄せる原因になりかねません。

3)活性酸素が増えて、毛包が破壊される。
炎症を起こし始めた毛包に発生した活性酸素が、紫外線の影響によって増え、毛包が内側から痛めつけられます。炎症がひどくなると、毛包の壁が破れ、皮脂が真皮に漏れ出して、吹き出物がさらに広がっていきます。

4)吹き出物の跡の色素沈着が進む。
皮膚科での適切な治療やケアのアドバイスを受けていれば別ですが、自己処置をしただけではほうっておいた場合、紫外線でメラニンが増えやすくなり、つぶれた吹き出物の跡がいちだんと濃いシミになりますので、注意しましょう。

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